棋士・女流棋士がふりかえる100年

大島映二八段「私の愛用駒」

大島映二

八段

竹風作 昇龍書 彫駒

この駒を購入したのは昭和48年頃なので、もう50年近く使っていることになる。
たしか奨励会5級から4級へ昇段した嬉しさのあまり、当時の私の経済力では高価ではあったが勢いで買った憶えがある。
この駒の特徴は一般的な駒より、やや小さくて薄いので軽い。
長時間、棋譜並べをしても疲れない良さがある。
長い時間を共にした駒である。