棋士・女流棋士がふりかえる100年

飯野 健二 八段 がふりかえる思い出の一局

飯野健二ー大山康晴


飯野健二

八段

十段戦(1978年4月14日)

『記憶に残る対局』
十段リーグ入りを賭けたトーナメント戦大山名人との決勝戦は、はやる気持ちを押さえながらの対局でした。序盤戦は私の作戦負け、中盤は勝負手が功を奏しての展開からそのまま終盤戦にもつれ込み『勝った❗』と思いも~土壇場で大山名人の隠されていた3手一組の妙手順に愕然!
大山名人の懐と将棋の深さを教えられた一局でした。