棋士・女流棋士がふりかえる100年

桐山 清澄 九段 がふりかえる名対局

中原誠-米長邦雄


桐山 清澄

九段

中原十六世名人-米長永世棋聖の両者は昭和から平成にかけて幾多のタイトルを争った二人です。
当時は矢倉の全盛期で、両者の矢倉での戦いで数々の名勝負が生まれました。また、中原さんの名人戦での5七銀や、米長さんの「米長玉」は多くの注目を集めました。
私が両者との対戦で感じた中原さんの悠揚迫らぬ対局姿勢、米長さんのイメージ通りの爽やかな対局姿勢が強く印象に残っています。