名対局・思い出の一局
西村 一義 九段 がふりかえる思い出の一局
昭和四十四年四月九・十日に第二十八期名人戦第一局が、大山康晴名人対有吉道夫八段(当時)の間で行われました。この対局は今後再び見られないかもしれない珍しい対局でした。名人戦という檜舞台で師弟が対戦す...
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久保 利明 九段 がふりかえる思い出の一局
昭和37年9月3日 第1期十段戦挑戦者決定リーグ 大山名人対大野九段戦 この対局はあまり皆様には馴染みはないかもしれないが、私が憧れた棋士大野源一九段の著者「大野の振り飛車」の第一局目に掲載されています。 ...
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田中 寅彦 九段 がふりかえる思い出の一局
第30期名人戦、昭和46年4月に始まった大山、升田、最後の名勝負は、やはり忘れられない。 私は中学二年生になったばかりで、アマ初段を筆頭に沢山の将棋仲間達と遊び始め、将棋の楽しさがわかり始めた頃だった。 ...
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田丸 昇 九段 がふりかえる思い出の一局
大山康晴名人が無敵だった1960年代、山田道美八段は「打倒大山」を唱えて、タイトル戦で敢然と立ち向かった。壮烈な闘志が大山を刺激し、対局中に緊迫した空気にもなった。山田は現代の「研究会」システムの草分...
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内藤 國雄 九段 がふりかえる思い出の一局
私は奨励会の頃から升田さんの大ファンであった。 昭和32年7月11日、升田さんは王将・九段・名人の三冠を取って史上初の三冠王。 その頃のタイトル戦は史上空前の人気だった。 そんな頃、私は三段になったが突然...
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増田 康宏 七段 がふりかえる思い出の一局
この対局は相手の藤井さんが29連勝の記録がかかっていたため、大きな注目を集めた将棋でした。朝将棋会館に行くとメディア、ファンの方が多くいたことを覚えています。対局は前半押していましたが、逆転され負け...
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深浦 康市 九段 がふりかえる思い出の一局
写真は第48期王位戦第3局のものです 第48期王位戦第7局。平成7年9月25.26日。羽生善治王位。 指そうとした手の先に見落としがあり、しばし呆然とした時間が過ぎた。最終盤での15分ほどの考慮は対戦相手の羽生王...
名対局・思い出の一局
森 雞二 九段 がふりかえる名対局
私が将棋を覚えたのは、16才と遅いのだがその時、棋士の名前と言えば升田幸三しか知らなくて大山康晴十五世名人の名前も知らなかった。もちろん加藤一二三九段の名前も知らなくて加藤九段の名前を知ったのは17才...
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田中 魁秀 九段 がふりかえる名対局
羽生さんと森内さんの対局で幾多の名局が生まれていますが、第71期名人戦の第3局が印象に残っています。 腰掛銀の将棋で羽生さんの鋭い攻めと森内さんの重厚な受け。 昔の将棋界の事を思うと今の将棋界の発展は嬉...
名対局・思い出の一局
桜井 昇 九段 がふりかえる名対局
A級順位戦で加藤一二三八段が勝ち上ってきた。 当時20才の挑戦者として人気が上ってきて、世の中の将棋人気は素晴らしい ものとなってきた。私は三段で加藤さんの強さを思い知らされた。 第1局で、加藤八段が快...