名対局・思い出の一局
黒沢 怜生 六段 がふりかえる思い出の一局
第41期棋王戦予選(2015年1月13日) デビュー二戦目、終盤で勝勢の局面を迎えた。直観的には一手勝ちなのだが、自然な順を選ぶと十数手後に打ち歩詰めで逃れられてしまうと思った直後、次の一手のような手が思い...
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野月 浩貴 八段 がふりかえる思い出の一局
第47回NHK杯争奪戦(1997年5月12日) 棋士になった1年目、NHK杯将棋トーナメント1回戦で有吉道夫九段と対戦をしました。 奨励会三段時代にNHK杯の記録係を担当しており、前年度まで(棋士になってからの半...
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高野 智史 六段 がふりかえる思い出の一局
第50期新人王戦記念対局(2019年12月5日) 新人王戦で優勝するとタイトル保持者いずれかとの記念対局が行われる。私の場合は木村一基王位。ほかでもない師匠が相手だった。 師匠は悲願の初タイトルを夏に獲得した...
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飯島 栄治 八段 がふりかえる思い出の一局
※2023年10月2日にご寄稿いただきました。 第49期王座戦二次予選(2001年2月2日) 棋士になって24年が経とうとしている。 多くの対局を指してきたが、必ず思い出す一局がある。 棋士一年目に有吉道夫九段と対戦の...
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金井 恒太 六段 がふりかえる思い出の一局
第68期順位戦C級2組(2010年2月2日) 残り2局のうち1勝すれば昇級という状況で迎えた将棋ですが、意表の四間飛車穴熊にうまく対応することができずに苦戦を強いられます。形勢不利を自覚する時間は長く続いたもの...
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高田 尚平 七段 がふりかえる思い出の一局
第51期順位戦C級2組(1993年8月31日) 平成元年に四段昇段をし、平成から令和に変わる年に最後の対局を終えた。トーナメントプロとして丸々平成を過ごしたわけで、覚えやすく説明もしやすい。 平成5年8月31日C級2...
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門倉 啓太 六段 がふりかえる思い出の一局
第75期順位戦C級2組(2017年3月2日) 勝てば昇級。順位戦では常に下を見る勝負を続けていた私にとって、それはまさに千載一遇のチャンスでした。相手の佐藤紳七段は私が小学生のときに通っていた教室の先生で、棋...
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佐藤 秀司 八段 がふりかえる思い出の一局
第50期王座戦二次予選(2002年2月8日) 「分かってるな」 夕食休憩時間。注文した出前の食事を済ませた私は盤前で一人苦吟していた。というよりはハッキリ悪くなった局面をどう格好を付ければいいのか分からない...
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小林 宏 七段 がふりかえる思い出の一局
第58期順位戦C級1組(2000年1月11日) 中田宏樹七段(当時)とは、奨励会時代からの研究会仲間だった。 研究会は4~6人で私の自宅から始まって彼の自宅に移り、お互い50代になるまで30数年継続した。 将棋以外で...
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三枚堂 達也 七段 がふりかえる思い出の一局
第28期竜王戦6組ランキング戦(2015年3月12日) この将棋は私の師匠である内藤國雄九段の現役最終局の隣での対局であった。これはおそらく将棋連盟の粋な計らいであったと思うが、この時までに棋士になっていて本...