名対局・思い出の一局
佐藤 義則 九段 がふりかえる名対局
羽生九段がタイトル100まで、後ひとつになってから足踏みしている。 72期王将戦の挑戦者決定リーグ戦で4連勝しており、この永瀬王座との対局に勝てば挑戦は目の前である。 先手の永瀬王座が優勢かと思われた終盤...
現会館の思い出やエピソード
東京の将棋会館に初めて行ったのは昭和52年中学生名人戦の為である。まだ将棋会館が出来て一年の真新しい感じだった。 烏城支部の支部長の家に前日泊めて頂いた。 将棋会館に着くとある所でたまって喋ってる一団...
現会館の思い出やエピソード
青い空に白い雲。 灰色の空に、雨が降ったり上がったり。 次の一手を考える間に、流れる雲を眺め、ざぁざぁ降り始めた雨に、今日傘忘れた、と心配をする。 最近、東京・将棋会館で記録係のとき、対局室でそんな...
現会館の思い出やエピソード
私は連盟から送られてきた一通のメールに目を通すなり、頭を悩ませつつも同時に、過去の出来事を懐かしさに浸るように思い返してもいた。 ちなみに何故、頭を悩ませているのかと言うと、 『現将棋会館の思い出や...
現会館の思い出やエピソード
私は埼玉県北葛飾郡吉川町という所で生まれた。今は埼玉県吉川市という名称になっているが、当時は今よりも更に人が少なく過疎だったのだろう。 自分の家から最寄り駅の吉川駅までは徒歩7分程だっただろうか。そ...
現会館の思い出やエピソード
懺悔 羽生善治九段に憧れ、ぶかぶかの真っ赤な帽子を被り、関西将棋会館デビューを果たしたのは小学2、3年生。 家の近くの将棋教室に通い、その初めての将棋大会で大きな優勝の賞状を満足げに持って帰ってきた...
初心者の頃の思い出
これはある、小さな奇蹟の物語です。 将棋は小学五年生のとき、アマ四段だった父親に無理やり教えられました。 学校内でも近所でも知れ渡ったヤンチャだった為、校長自ら家に来て『このままだと転校してもらいま...
初心者の頃の思い出
私が将棋を始めたのは確か8歳の時だったと思う。それまでは野球が好きで、よく父とキャッチボールをしていたが、ある日足を怪我して、野球どころか学校にもしばらく行けない状態になってしまった。そこである日図...
初心者の頃の思い出
「私が居飛車党になった理由」 私が将棋を覚えたのは山口県に住んでいた小学1年生の夏頃だった。父が読んでいた新聞の囲碁将棋欄が目に留まったのだ。もし囲碁の方に興味を示していたら、囲碁棋士を志していた...
初心者の頃の思い出
初心者の頃の記憶というのがあまりない。今でも将棋教室などで、「どうしたら強くなれますか?」という問いには明確な答えがないのだ。ただ一つ言えるのは、その課題は初心者からトッププロまで共通だということ...